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令和5年度畳店等向け研修会、意見交換会(熊本県)

お知らせ

2024年7月24日

国産いぐさ・畳表のさらなる需要拡大を図ることを目的として、令和6年1月18日、19日に熊本県において、意見交換会、研修会を実施しました。

参加者:畳組合28名(九州畳組合連合会青年部)
い草生産者22名

概 要
〇い草産地の現状について(JAやつしろ い業センター 宮本センター長)
・令和6年産のい草農家数は、20戸程度減少する見込みで、それに合わせて栽培面積も減少する。
・減少傾向であるが、国産の最後の産地であるので、畳店とも協力して産地を維持していきたい。
〇畳店の報告について(たたみの福田 福田氏)
・たたみの福田では仕入れはほぼ100%国産。他の畳店からの依頼もあったりするため、国産の使用率は95%。売上1500万円程度。両親と本人の3名で作業をしている。
・両親の時代は価格が安いものが主流であった。
・年5~6回いぐさの生育状況などの確認で八代(産地)に来ている。
・産地の状況などをSNSなどで情報発信している。
・顧客とは畳のサンプルを持っていき、産地で得た情報を話しながら商談している。
・昨年3~5月畳表の価格はどうだったか(畳店へ質問)。比較的高い価格で購入しているのではないか。一方農家に聞くと販売価格は低いとの話。
・現在の産地の状況は備後表の産地がなくなった時と同じような状況と思う。
〇グループワーク
・グループワークのテーマとして4つ設定。それぞれグループで話合い、発表を行った。
テーマ① どうすれば消費者が中国産ではなく国産を選ぶのか
<主な意見>
・消費者に中国産のサンプルを持っていき、中国産を知ってもらう。
・ハウスメーカー、建築士に、和室が減らないように働きかけを行う。
・いぐさ畳表の知識をつけ、消費者へ説明できるようにする。
・畳屋がいぐさを知る。また生産者等が中国産を見る機会を作る。
・付加価値をつける。
・産地の様子をSNSで発信する。
・費用対効果を説明する。
・消費者との信頼関係を築く。
・サンプル等をもって説明を行う。
テーマ② 後継者がどうやったら跡を継いでくれるのか
<主な意見>
・もうけるいぐさ農家になる。
・農業高校から農業をする人を連れてくる。
・国産いぐさの価格を上げる。
・子供に対する親の影響は大きいので、子供にかっこいいところを見せる。
・売上が上がれば子供は跡を継ぐと思う。
テーマ③ いぐさの新商品を考える
<主な意見>
・いぐさの花を花屋に販売
・畳のバッグ
・畳の売り方を変える。(古草の畳表 → 熟成した畳表など)
テーマ④ いぐさのPRをしてもらうならどのような著名人がいいか
<主な意見>
・杏、北川 景子(和室で子育てしている動画を撮り、その動画を流してPR)
・大谷 翔平
・林 修
・マツコ・デラックス

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