令和4年度いぐさ・畳表生産者研修会、意見交換会（兵庫県）

　国産いぐさ・畳表のさらなる需要拡大を図ることを目的として、生産者の消費者ニーズにあったい製品づくり、畳店の国産畳の販売力強化のため、令和4年11月8日～10日に兵庫県の畳店において、研修会及び意見交換会を実施しました。

○研修先での感想
・研修先の畳店では、畳表張替から４年で裏返しを勧めておられ、裏返しても色合いが綺麗だった。
・研修先の畳店では、見積から納品まで対応が丁寧だった。
・実際に畳店の裏返し作業を体験してみて、作業が細かく難しいものだと思った。
・いぐさ産地以外でも今もアパートやマンションにも和室があることに驚いた。
・畳の引き上げ、裏返し施工、納品を体験させてもらい、普段経験できないことができ、すごく勉強になりました。

○意見交換会での感想
・畳店は、工務店などからの下請けは、工業畳表がほとんどとのこと。工業畳表は、触った感覚がべたつき、コーティングも剥がれ、床材が薄いので痛いなど健康被害が心配され、そのまま畳そのものの評価が下がっている。
・組合でもイベントを企画され、マスコミで取り上げてもらえるように活動されていた。
・いぐさ畳は、外国人からのウケもよく、販路拡大にもつながりそう。
・参加した畳店は、畳表の価格上昇について、農家が生き残るために理解があった。
・畳店でも国産のみにこだわっている畳店や中国産が多い畳店など様々あった。国産にこだわっている畳店は、産地に足を運んだり精力的だった。

○その他
・たくさんの熱い畳屋さん達の意見を聞けて、今後の畳表生産の自信をつける事が出来ました。
・もっと後継者や若い農家にも行くべきだと思いました。
・現状に満足せず売り方をもっと考えないといけないなと思うことができ、本当にいい経験になりました。