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令和5年度いぐさ・畳表生産者研修会、意見交換会(神奈川県)

お知らせ

2024年7月24日

国産いぐさ・畳表のさらなる需要拡大を図ることを目的として、生産者の消費者ニーズにあったい製品づくり、畳店の国産畳の販売力強化のため、令和6年3月20日~22日に神奈川県において、研修会及び意見交換会を実施しました。

内 容:畳店との意見交換会
    横浜市内2畳店での研修
参加者:いぐさ・畳表生産者等6名(事務局含む)
    神奈川県畳工業組合18名

〇研修会での感想
・家主さんの笑顔はうれしかった。
・自分で育て製織した畳表を畳店さんが縫い、消費者の方へ届け、納める所までの体験がができ、国産表の見た目だけでなく、香りを喜んで頂けた声を直接聞けて、生産者としてより一層努力しようと思いまいした。
・畳店の仕事を体験でき、仕事への情熱、創意工夫をみて、畳表の品質向上のヒントを得る大変勉強になる研修で、今後のいぐさ作り、畳表の製織にいかしていきます。
・我が家の畳表の張り替えから、家主への納品まで見れてすごく勉強になりました。
・畳の手縫いを体験させてもらい、畳店視点での畳表の良し悪しがわかり、聞くだけではわからなかった事を勉強できた。
〇意見交換会での感想
・農家もそれぞれ目指す所、やり方がある様に畳屋さんも様々な人がいるのを実感した。
・問屋さんと話した中で、「ひのさらさ」クラスの表替えで、4~6万円位は取ると言う方が多い中、今回の畳屋さんの中に、「2万5千円でいいんだよ」「いい畳表をひろげていくんだよ」と言われたのがうれしかった。
・生産者、畳店の消費拡大、国産表の価値をつける為、消費者の方への説明力、国産として高品質化、存続の為、生産者、卸組合、畳店の各々のあるべき姿を強く感じることが出来ました。
・畳店によって畳表の傷の認識度(許容範囲)の差がこんなにあるのかなと、驚かされた。
・消費地問屋から仕入れてる畳店は、産地(生産者)の情報を、すごく欲しがってる。
・畳店も、後継者の問題、仕事の減少、畳店の減少、仕事の一畳当たりの単価など、産地に近い問題を、抱えていました。
・畳店のなかには、今年から国産専門で頑張っていると言う心強い畳店がいた。
・10年くらい前までは生産者と畳屋さんの交流はタブー視されてたらしく、お互いに情報を欲しがっている。最近はSNSなどの活用で少しずつだがお互いの情報が入ってくるようになったが、まだまだ足りない。
〇その他
・我々生産者にとっても、とても意味ある研修だったが、畳店の皆さんも、研修初日から最終日まで、短い時間だったが必死に産地(生産者)の情報を、吸収しようとしていたのが、ひしひしと伝わってきた今回の研修でした。
・ほんの少しのキッカケでみんなニコニコできる流れが生まれるのではないか?いろいろな所に研修に行ってみんなで同じ方向を向きたいです。

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